サンプルで小ネタを掲載。
小ネタは大体、こんな雰囲気です。
採集×採取。
(粘土を捏ねる毛玉の方×兎を描く兎歯の方。)
心臓から勢いよく流れ出した血液は、そこから繋がる包丁、私の手、腕へと順序良く伝いました。
その紅の美しさに思わず身震いしながらも足元に崩れ落ちた貴方を抱き上げます。
しがみつく貴方は私の背に爪を立てるけれど、そんな行動ですら嬉しく愛おしさは増すばかり。
私は一層、力を込めて
貴方を抱き締めるのでした。
アトムより×初期化。
(兎を描く兎歯の方×粘土を捏ねる毛玉の方。)
「パッテリーあったかなぁ?」
誰にでもなく口にした言葉は光溢れる外からの風にさらわれてしまった。
止まってしまった彼を一撫でしバッテリーを探す。
目的のものはなかなか見つからないのに彼が書いた「のす」の文字は次から次へと出てくる。
二人で撮った写真の裏にもマジックでのすと書かれていて思わず顔が綻ぶ。
俺のものはお前のものんだろ?
だったら全部、名前書いとけよ。
どれだけかかってもいいからさ。
その間、映画撮ったり写真撮ったりしたりしてさ。
思い出もたくさん作っておくか。
たくさんのものを残していこう。
俺はどんどんお前を好きになる。
見つけたパッテリーを彼の体にはめ込みかすかに力を込める。
ガチンッと小気味のいい音を立ててそれは彼の動力になった。
2、3度の瞬きの後、彼はゆっくりこっちを見てニカッと笑う。
「初めまして、富樫くん!」
俺はお前を好きになる
…お前が忘れてしまっても。
アトムより×綺麗な存在(予告)。
(兎を描く兎歯の方×粘土を捏ねる毛玉の方。)
上の初期化の前のお話、詳細を長めの小説でアップしてます。